歌詞

寝ぼけた僕の目が

懐かしい夢を見た

いつもの朝がやってくる

見慣れたこの道は

一段と混み合っていて

春は年々遅くなっていく

忘れ物したんだ　あの日の校舎に

もう取りに行けないな

何度目の後悔

「ごめんね」「ありがとう」

照れくさくて渡せなかった声が

「ごめんね」「ありがとう」

喉から出るのを怖がっているんだよ

計算ができなかった

英語も苦手だった

国語はちょっとだけできた

仲間の輪に入って

いつでも馴れ合っていた

でも会話は不得意だった

忘れ物したんだ　あの日の校舎に

涙も隠して明るく振る舞い

「ごめんね」「ありがとう」

いつかまた会えると嘘をつき

「ごめんね」「ありがとう」

伝える言葉を先延ばしにしたんだよ

怖がっていたんだよ

「ごめんね」「ありがとう」

あの日の校舎には帰れないけど

「ごめんね」「ありがとう」

いつかまた会えたら

その日が来るなら

「ありがとう」「ありがとう」

照れくさくて渡せなかった声が

「ありがとう」「ありがとう」

束になって空を

駆け巡っていくんだよ

そんな懐かしい夢を見た