

哀憐にも似たよな
淡き蕾が芽吹いて
ひととし経つと告げる
勿忘草
果てなく広がるのは
海原と千切れ雲
静かに見上げるのは
山の富士薊
夏の夜に打ち上げろ花火
大輪に身を焦がして
主を持たぬ者に
誉はあるのか
横一文に放つ刹那
花吹雪舞い散らして
己のその刃で
絶望を断て
月詠が語るのは
万世の民の記憶
儚げにうつろうは
秋桜
蕭颯の風のなか
季節とひとは巡って
木枯らしに抱かれて
出会い別れる
満天の星空に昴
幾億の時を超えて
輪廻が辿る先は
冬の雪割草
縦一文に伐つは修羅の
罪科筆硯の情け
己のその刃で
絶望を断て
- 作詞者
こさP
- 作曲者
こさP
- プロデューサー
こさP
- ミキシングエンジニア
こさP
- マスタリングエンジニア
こさP
- シンセサイザー
こさP
- ソングライター
こさP

こさP の“隠侍〜かくれざむらい (feat. 宮舞モカ)”を
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隠侍〜かくれざむらい (feat. 宮舞モカ)
こさP
こさPのサードシングル「隠侍(かくれざむらい)」は、日本の時代劇をイメージしたボカロ曲。侍の格好をしているが実は男装した女性。親の敵を探して旅を続ける情景を歌う。
アーティスト情報
こさP
1985年(当時15歳)から1995年まで、青森県五戸町でDTM+自宅録音でオリジナル曲を作成していたものの、仕事が忙しくなり音楽活動を断念。 それから時は経ち2025年1月(55歳)、たまたま応募した懸賞でSynthsizerV専用歌声データベース「宮舞モカ」が当選する。 ボカロにはさほど興味はなかったものの、これもなにかの縁か啓示と思い立ち、昔取った杵柄でDTM環境を再構築。 近年のフルデジタルで高性能なボカロやDAWに戸惑いながらも、実に30年ぶりに楽曲制作を再開した。 基本ジャンルはJ-POPだが、ロックやダンスビート、オーケストラなど、さまざまな要素を融合させた作品を得意とするボカロPを目指している。
こさPの他のリリース
宮舞モカ