富士の見える車窓からのジャケット写真

歌詞

富士の見える車窓から

ToshiZo

早起きして眠気とだるさと

東京へ向かう「のぞみ」の窓

流れゆく景色をぼんやり眺めてる

今日の会議の事を考えながら

澄み切った冬の青 鮮やか

透き通る空気 空のキャンバス

描かれた富士の頂 僅かな雪

薄い雲 ストールの様に棚引いている

なんて鮮明なんだろう

輪郭がくっきりとして

突然の眩しい景色が目に映り

寝ぼけた頭に刺激となり

眠気もだるさも消えていく

凛々しくて優雅

美しくて鋭剛

広がる世界の中に聳え立つ

俺の心が踊った

変化のない日常とは異なる景色

手前には町の小さな屋根

工場の煙が静かに立ち上り

そのすべての日常の向こうで

富士だけが静かに凛としている

この速度で流れる僅かな時間

同じ時が過ぎているのに町は忙しく

富士はゆっくり移り変わっていく

その一瞬のシーンを脳裏に焼きつけ

次に見る時には

また別の感動を

受けるかもしれないけど

今日目に映る富士は

二度と見ることはできない

凛々しくて優雅

美しくて鋭剛

広がる世界の中に聳え立つ

俺の心が踊った

変化のない日常とは異なる景色

絶妙な時間に、天気に、

自然に、偶然に、気分と、

重なり合って得られた景色

遠ざかってく

山の影に消えてく

やがて街の景色に

移り変わっていく

だけど今日の富士の姿

目を閉じればそこにある

予定も騒めきも

消えるわけじゃないけれど

あの一瞬のシーンが

俺に元気をくれた

雪の境界線 澄んだ空気 空の青

冬の色 街 工場が

一つになって今の

俺の心に響いた

この奇跡が

車窓から流れ消えていく

もしあの雲がなかったら

今のような気持ちに

なれたのだろうか?

同じ奇跡はないだろうけど

次の奇跡はまた俺に

違う驚きや感動を

与えてくれるだろう

もう窓の向こう側は都会の

ビルが立ち並んでいる

元気を貰って

今日が始まってく

  • 作詞者

    ToshiZo

  • 作曲者

    ToshiZo

  • プロデューサー

    ToshiZo

  • プログラミング

    ToshiZo

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