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歌詞

発光

現代夫婦, eri-nyo

真夜中はこんなにもきれいだ

歩きながら 光をかぞえる

思いだして ときどき泣いて 揺れる

繰り返し ゆっくり忘れてゆく

たくさんの人や たくさんの場所があるのに

手を伸ばせるものなんてひとつもない

光にふれた これ以上は

近づくことができない距離

どうしようもなく胸からこぼれ

ただすぐに 消えてゆくしかない

言葉探しても もうどこにもない

すこしでもいいから 思いだしてくれますか

世界が半分になったときに そっと発光するように

光にふれた いま何をして

何を考えていますか

どこをどんな風に探しても

あの時間はどこにもない

なんでもない光のなかを あの夜と同じように

  • 作詞者

    eri-nyo

  • 作曲者

    eri-nyo

  • レコーディングエンジニア

    Naoto Sugahara

  • ミキシングエンジニア

    Naoto Sugahara

  • マスタリングエンジニア

    Naoto Sugahara

  • ギター

    現代夫婦

  • ベースギター

    現代夫婦

  • ドラム

    現代夫婦

  • ボーカル

    現代夫婦

  • ピアノ

    現代夫婦

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群像

現代夫婦, eri-nyo

現代夫婦 1st Album『群像』
──物語を読むように聴く、音の短編集。

ピアノボーカル、アップライトベース、ギター、ドラム。
2組の夫婦によるバンド「現代夫婦」の初アルバム『群像』は、ロックを軸に、ジャズやクラシックのニュアンスを混ぜながら、温度のある音を鳴らしている。

作詞・作曲を手がけるエリーニョ(eri-nyo)は、川上未映子や窪美澄、中村文則らの小説や詩、漫画から受け取った情景や温度を、音へと変えている。

ハスキーでキュートな声が、痛みとやさしさのあわいをすり抜ける。ピアノは呼吸し、ベースは空気を震わせ、ギターは記憶のように滲む。そしてドラムが、そのすべてに心拍を与える。

ロックを基調に、現代ジャズやクラシックの緊張感をまとったサウンド。聴くたびに、違う輪郭を見せてくれる。

どの曲も軽くはない。
それでも、聴き終えたあとに残るのは、静かな熱だ。

現代夫婦『群像』──
濃密なのに、あと味は澄んでいる。

アーティスト情報

  • 現代夫婦

    2組の夫婦によるバンド。 CUICUI、IIOT等で作詞・作曲・キーボード・ボーカルを担当しているeri-nyo(エリーニョ)が、夫でギタリストの石川ユウイチ(ANIMA、IIOT)、CUICUIで共に活動するドラマーのみづほ (Response、CUICUI) 、みづほの夫でベーシストのリョースケ (THE FLAMES) と共に2024年結成。 ジャズやクラシックの要素が盛り込まれた楽曲を、ロックやポップスをベースとしてきたメンバーで演奏することで、独特の現代的なサウンドに昇華。

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  • eri-nyo

    eri-nyo(エリーニョ) 音楽家 東京生まれ、東京育ち。大人は誰も助けてくれない、と思いながら育つ。 暗記が致命的に不得意で、右と左がどちらなのかも覚えられないまま、明治大学商学部商学科卒業。 大企業の総合職でバリバリ働く予定が、就職氷河期と自身の性格によって道が絶たれ、ある程度時間の融通の利く会社で働きながら、音楽活動をスタートする。2児の母となり、ガールズバンド・CUICUIとしての活動をするようになってから、作詞作曲能力が上がったと自己評価。子供たちの表情が生き生きとしている世の中であること、そのために何ができるか模索中。

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