

蒼月ノ少女
風鈴がチリンと鳴る、気だるい夏の午後
退屈しのぎに 積まれた本に手が伸びた
「蒼月ノ少女」なんて見慣れない文字が滲む
古ぼけた紙の匂いに 誘われるがまま触れた
次の瞬間、歪む世界
純白の光が視界を飲み込み
耳障りだった蝉時雨が 淡く遠くなっていく
目を開ければ蒼い月、見慣れない空に息を呑む
その景色の中 深い 憂いを宿した瞳の君が立っていた
封じられた力 歪んだ世界の真実
「助けて」と消え入る声が 僕の心を掴んだ
きっと、いつもと違う、特別な夏が始まったんだ
Yo, check it out まるでBad dreamみたいな現実
少女が失くした希望の光 それが帰るKey
けど、そんなのどうでもいい
理屈じゃない 衝動だ This is my way
助ける理由なんて一つでいい 目の前にいる君の笑顔が見たい
始まった冒険、賢者の森を抜け
石のパズルを解き進む
そこで出会う仲間たちと 交わした小さな約束。
時折見せる遠い目で、語られる過去の世界
その横顔を守たくて また気持ちが強くなってく
背中合わせの信頼が 暗闇を照らし始める
交わす言葉は少なくても 鼓動の共鳴を確かに感じる
迸る光が砕き散らす闇 僕らの手が未来に届く
そこに震えていた君はなく 戦う瞳の少女がいる
絶望の淵で輝く絆が、僕らを導く物語になったんだ
戦いは終わり 世界に朝が来る
君の力が戻り 最後のページが開かれた
寂しくないと言ったら嘘になるけど
やっぱり君の笑顔が、最高の魔法だった
目を覚ますと、西陽が眩しい僕の部屋。
元の世界に戻ると、始まったばかりの夏休みは終盤に差し掛かっていた。
宿題には手を付けていないけど、それよりずっと貴重なものを手に入れた。
開かれた本のページにないエピローグは、この胸の中に。
これが僕のひと夏の出来事でした。
そう…これが僕のひと夏の出来事でした。
- Lyricist
InariKuuko
- Composer
InariKuuko
- Producer
InariKuuko
- Vocals
InariKuuko

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Blue Moon Girl
InariKuuko
Artist Profile
InariKuuko
I'm either singing or sleeping. For now, it's completely solo. I want to get lazy soon... Please support me zzZZ...
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