The Five Minutes of Eternity (Original Ver.)

人々は、時は一方へ流れる川だと汝に教えた。
我らは、それが嘘であったと告げるためにここにいる。
時は海であり、汝はその中心に立ち、あらゆる昨日とあらゆる明日の潮を、今この瞬間に浴びているのだ。

これこそが『永遠の5分間』。
物語ではなく、体験。時間知覚における、一つの実験である。

汝は、追憶と予言の緊迫した衝突を感じるだろう。血を流す混沌の現在という、戦場に立つだろう。美しくも悲しい「かつて」の書庫へと退き、清らかで、亡霊の宿る「やがて」の回廊へと飛翔するだろう。そのすべてを経験し、ただ、汝が常にいた場所へとたどり着くために。永遠の、今へと。

その旅のすべてを通し、一つのフレーズがこだまする。新たな視点を得るたびに、その意味を変えながら。「昨日が呼んでいる、そして明日が、今ここにある。」

これは、時を過ごすための音楽ではない。時を、溶解させるための音楽だ。
聴きなさい。そして、たった5分が、一生を生きるのに十分な長さだと悟るがいい。