歌詞

ありふれた言葉に泣いた

嘘に塗れた日々を

ありふれた嘘で笑った

「ここから帰れないの」と

ありふれた言葉に泣いた

嘘に塗れた日々を

ありふれた嘘で笑った

「ここから帰れないの」と

落とした音は拾い忘れた

いい加減な理由だろうか

燃えて揺れたその温度は

帰ることはないと知ってるから

さよならだけで離れられたなら

苦しいことなんて何も無いんだろうな

そうだろう？

だからさ、せめて

声を聞かせて 声を聞かせて

『またいつか』は消えて戻らないよ

残るのは見えなくなった本当の言葉

どうして

知ってるくせに

声が聞きたくて 声が聞きたくて

それだけなんだよ

間に合わせの涙伝った

引き返す様な問いを

間に合わせの思い縋った

「今はもう思い出せない」と

零れた願いは崩れかけてた

いい加減な理由だろうか

褪せて暮れるその速度は

もう変わらないのだと知ってるから

さよならだけが本当の言葉？

じゃあ、悲しいことなんて何も無いんだろうな

そうだろう？

だからさ、せめて

声を聞かせて 声を聞かせて

またもうすぐ目を合わせなくなる

顔を上げるふりで窺えば止まないよ

どうして

溢れはじめた

声が聞きたくて 声が聞きたくて

もっと聞いてよ 叫びを聞いてよ

最後の嘘を

最後の嘘を

嘘みたいだ、と

ブラウスの袖に掛かった

髪を上げて笑った