空をドット柄に変えた 雪のようにさ
きっと触れてしまったら 溶けてしまうから
ちょっと距離を置いて 君を見ていた
いいんだ これで いいんだ
北風がまた冷たくなった
12月のバイトの帰り道
後ろから驚かしてきたその声に
こっそり心が弾む
見に行きたいイルミネーション
期間限定のあのイベント
楽しそうなその笑顔 街灯が照らす
(だけど )君が浮かべてる人が
この僕じゃないってことなんか
痛いくらい もうわかってるんだよ
星をひっくり返したような粉雪と
言葉にさえなれない「好き」が街に積もってく
なんだかいつもよりも「らしく」ないや
きっと冬のせいだ
かじかんだ手 温めるカイロ
それにすら 勝てないような気がして
おもしろい話題 探してたら
「その人」が少し遅れてやってきた
したくないよ 嫉妬なんか
街には今年のヒットナンバー
微笑んで口ずさんだ 君は綺麗だ
(だけど) その人を見る時の 君の表情
僕じゃきっと引き出すことは
出来やしないんだよ
赤いチェックのマフラーが揺れるたびに
オーバーサイズで誤魔化すキモチ 苦しくなった
三角に並んでる僕たちは
まるで冬の星座
きっとはじめから
ずっとわかってた
答えを何度も探してみたけど
忘れる? …嫌だ
諦める? …嫌だ
消去法で残ったものは
結局「好き」の言葉
それ以外なかった
空をドット柄に変えた その一つが
偶然そっと舞い降りて 君のまつ毛にとまる
きっとそんな風に僕は出会った
こんな広い冬空の片隅で
赤いチェックのマフラーが揺れるたびに
泣きたいくらい もっと君が好きになってく
三角に並んでる僕たちは
まるで冬の星座
- 作詞
小田桐ゆうき
- 作曲
小田桐ゆうき
- レコーディングエンジニア
小田桐ゆうき
- ボーカル
Onephony
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冬のトライアングル
Onephony