Lyric

ヒトツヒトツ空から零れた

雫が僕の頬を濡らして。

何にも言葉にできないまま

僕の腕が顔を隠してた。

本当はこんなはずじゃなかった。

僕ならもう少し出来ただろう。

一人の力なんてものは儚い想いと

吐いた声だ。

こんな雨。

もううんざりだ。

なんだまだ僕は

また一人だ。

降り止まぬ雨が僕を濡らして。

零れる声も搔き消す雨だ。

キミの言葉が僕の心に

そっと静かに傘をさして。

何も聞かずに隣に居て。

煩くて、静かな、雨宿り。

二つ三つ数えた日々は

何にも変わらず進むのだろう。

あの時のキミの言葉がさ

今もまだ胸に残ってる。

また会えないかと待ちわびた。

泣いたらまたキミに会えるかな？

そんな悲しい出会いなんて

切ない願いと泣きだした。

嫌だな。

雨。

もうこりごりだ。

そうかまた僕は

弱虫だ。

降り続く雨が僕を濡らして。

キミ呼ぶ声も搔き消す雨だ。

聴こえるはずない僕の声なのに

そっと静かに隣に居る。

何も言わないキミがふいに

何か口ずさんだ雨宿り。

君がずっと泣いているから。

空も君と泣いてるんだよ。

君の涙を流せるように。

それを誰も笑わないように。

眩しい君の笑顔をボクは待ってる。

お日様のようなあの笑顔を。

降り止まぬ雨が僕を濡らして。

嬉しい声も掻き消す雨だ。

キミの言葉が僕の心に

そっと静かに傘をさして。

何も言わないそんなキミと。

煩くて、静かな、雨宿り。