晩年のジャケット写真

歌詞

黙秘と慟哭の街

秋葉大聖

慌ただしくて温もり溢れるこの街で

僕は居場所なくし途切れかけた夢だけ抱きしめてた

闇に蠢くビルの間に押し込まれて

まるで囚われた囚人のように黙秘を貫いてた

誰もいない駅前群がるTAXI

コンビニ前散らかる誰かのSmoke

どっからか徐々に近づいてるSiren

高架下に響いた奴らのNoise

徐々にアスファルトがより濃い色に変わり音を立てはじめた

気付けば僕は逃げ場を失った獣のようさ

聞きたくもない言葉よけながら息をした

何処へでも連れて行けと思ったり

ただここを超えて行く強さを願う僕も

この街の中で生きてる

夢に落ちて行く気配を感じ取ったまま

君に抱かれた匂い道連れに静かに息をしてた

きっとこの街で同じ夜に怯えている

君にまた会えるまで暗闇で嘘をつき続けてる

自販機の脇に捨てられてるMoney

カフェのドアにぶら下がり揺れる「Close」

恋人たちが手を取り歩くRhythm

誰かの喧嘩を止めに入るVoice

もう一度君に会いたくなって僕は立ち上がり空見上げた

気付けばこの街の季節はすでに冬に変わった

見たくもない人々をよけながら息をした

裏切りの数を数え怯えた

でも君は落ちぶれたこんな醜い僕を

最後まで受け入れたから

夜に取り残された亡者のShadow

朝を待ち望んでる天使のLight

開かずの踏切に木霊したLie

目覚めの珈琲に溶けてゆくTruth

始発のホームに漂ってるSilence

風に吹かれ舞う新聞紙のSound

落書きの壁にもたれているBoy

読みかけの本の続きめくるGirl

手に入らないものを見ていた僕

素直に悲しいと泣いてる君

懐かしい香りがしてるのは雨上がりの路地の仕業だろう

やがて僕は夜を破り君へと駆けて行くんだ

この街の中でただ救いの声を探す

真っ黒く染まらぬように笑って

やがて日が昇る頃どこからか響くのは

君の声だと気付いた

  • 作詞

    秋葉大聖

  • 作曲

    秋葉大聖

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アーティスト情報

秋葉大聖

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