歌詞

目覚ましが鳴ったら

あなたとはさよなら

恥ずかしげさえ褪せて、朝へ

儚い時を流した

失ったあの頃の

カサついたくちびる

懐かしむのも忘れ 飽きていた

ピアノの音を復習った

軽く夜風に乗る

錆びた心

窓越し伝う秒針音

孤独な私をどこかへ連れてって

微かに夢見るまま

ここではない 居場所を探して

選ばれない夜道を

独り言で満たすのもいいでしょ

誰も知らない街の電灯が

静かに抱き寄せて

くれる日を待つわ

おこがましいくらいに

目覚ましが鳴ったら

あなたとはさよなら

鏡に映る私 名無し

「少しは大人になった？‪笑」

緩やかに落ちてく

摩擦に肌を削がれ

少し臆病なまま、生きていた

あなたは寝言を言った

軽く息を吸う

空いた心

落ち着きのある人生に

流行りのドレスはどうして似合わない

今、微かに夢見るまま

ここにはない ドラマを探して

報われない夜道を

一人きりで泣いたっていいでしょ

誰もが知る街角 喧騒が

静かに溶け出して

くれる日をただ待つわ

うつろい出す時間に

目覚ましが鳴ったら

あなたとはさよなら

二本目も灰色に 褪せて

消え入る意識と雷鳴

落ちた身体の中で

微かに夢を見たの

淡い期待はいつも 胸の中

足早に部屋を去った

微かに夢見るまま

どこかにある 幸せ探して

迷い続けた今日は

少しくらい甘えてもいいでしょ

その日限りの愛を 呑み込んで

静かに吐き出した

嗚咽、曇り空

針は四時を探して