歌詞

スケートボードを転がして

街の風紀を攫う夢を見た

片や僕はくたびれたパジャマ

狭いベランダ横目に映画を流した

開かれた世界では

どんちゃん騒ぎの毎日 だのに

ここはどうにも息が詰まるな

どこかに逃げないと明日も見えなかな

逃避行くらい

させてくれたってはぁいいよなもっと

情報の多い

今日を観させられてもいいことないの

行く宛てのない輪郭の薄い

やりきれぬ気持ちだけで糸を紡ぐ

パジャマキング 幼いまま

眠れぬ夜更けに飽きたなら

温過ぎる風に靡くまま

迎えに行くよ

分かり合うことが出来たなら

傷つくことのない

夢の世界の王になろう

それぞれの世界の

少し大きくなっても

御伽噺の中の世界を信じてる

そんな僕はくたびれたパジャマ

広いテナント尻目に映画を流した

きっといくつかになったら

ぷらいどのセメントで

固められて

未熟な心のまんま

何かを忘れていくんだな

少し寂しいかな

逃避行だらけ

街も人も案外弱くて脆い

掃き溜めの無い綺麗さを装って よく分からんなぁ

行き場所のない 輪郭だけ濃い

中身のない怒りだけじゃ

日々は紡げない

パジャマピンク 可愛いまま

退屈な街に飽きたなら

唸る雨風を遮って

ひたすら踊ろう

もし溢れるような衝動が

君を覆うのなら

夢の世界はすぐそこさ

それぞれの浮遊を

「逃避行」なんて

意地悪な名前にしなくてもいいな

遊びのない世界に

未来はないことないけどまぁないや

行く宛てのない 少し長い旅の中

それぞれの世界で今

糸を紡ぐ 紡ぐ

パジャマキング 幼いまま

誰かの世界に阻まれて

白ける予報に見舞われて

それでも踊ろう

絡まった糸は捨ててもいい

何を失くそうとも

夢の世界の王は君

それぞれの世界の