特殊恋愛のジャケット写真

歌詞

特殊恋愛

MASAQUI

予約席ふたつ

消したはずでふたつ

あの人が来る前

あの人が来た後

コーヒーが冷めない

湯気だけが残っている

ねえ

今日はどっちの名前?

今日はどっちの約束?

喫茶店の奥の席

月一だけ空く予約

メニューにはない水が

今日も静かに置かれてる

フッ

アハ

また会ったね

砂糖を入れると昨日の話

ミルクを入れると来月の話

混ぜるとどっちも消えていく

レシートだけが覚えてる

予約席ふたつ

名前だけがふたつ

口紅がふたつある

私の色に似ている

私のものじゃない

誰のものでもない

カチャ

もう一杯

カウンターの時計は

20分遅れている

だけどあの人だけは

いつも間に合うと言う

特殊恋愛

特殊恋愛みたい

普通の声で呼ばれた

予約帳にふたつ

消したはずでふたつ

名前がふたつ

記憶もふたつ

カップもふたつ

席だけひとつ

サイフォンだけが

笑っている

  • 作詞者

    MASAQUI

  • 作曲者

    MASAQUI

  • プロデューサー

    MASAQUI

  • プログラミング

    MASAQUI

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    特殊恋愛

    MASAQUI

特殊恋愛は、春の昼下がりの古びた喫茶店を舞台にした楽曲です。

予約席が二つあるのに席は一つしかない。消したはずの名前が予約帳に残り、砂糖とミルクで昨日と来月が入れ替わる。現実のルールが少しだけ壊れた空間の中で、説明できない関係性を静かに描いています。

サイフォンの湯気とFMラジオの雑音に包まれながら、記憶と約束と名前が曖昧になっていく物語です。

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