夜咄/憑明かりのジャケット写真

歌詞

憑明かり

shiosai

外を歩けばささくれ立つ そんな自意識も暮れ紛れ

凪いだ素振りの虚しさが寝転んだ 惨めは見ないふり

褪めた夜にまた滲み出す 詠み人知らずの希死念慮

それでも何処か奥に聴く 忘られじ声音に今もただ

ゆらり生かされて 季節は去る

自我の切れ間を駆け 月が顔を灼く

頬に触れられ滲み出す 一条の安堵に惑うまま

今日が遠いような気がしてる

生くる世もはた夢のうきはし

ゆらり泳いでみて またわたしに帰る

言い逃れない今日に こんな詩を翳して

  • 作詞者

    Tsukasa

  • 作曲者

    Tsukasa

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アーティスト情報

  • shiosai

    大阪を拠点に2022年より活動を開始したバンド、shiosai(シオサイ)。 誰もいない部屋でふと浮かぶ思考や、言葉にならない感情の断片を、 静かな現実の手触りのまま描き出す。 感情を直接語るのではなく、風景や時間の流れの中に滲ませることで、 聴く人それぞれの記憶を呼び起こすような表現を紡いでいる。 ギターロックを基調に、ピアノが寄り添うサウンドは、 冷たさと温度のあいだを行き来しながら、どこか取り残されたような情景を映し出す。 2024年に1st single「夜咄 / 憑明かり」、2nd single「夏の骸に」をリリース。 2025年3月の「眠り種 / Blan-」では、孤独や喪失が静かに積もるような言葉の世界を描き出した。

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