Lyric

断末魔のなり損ない

患うための熱は壊れた

冷たい胸にいくつか

代わりの音が押し込まれた

悲劇の続き踊る箱庭

陽だまりは優しくて

正しい呼吸だけを愛した

朽ちることさえない身体で僕らは

君を以って夜を知った

明けない寒さに冷えていく

心臓は動かない

心も止まってくれよ　早く

僕を以って君は散った

ぬるい温度にとどめを刺した

凍えたって終われない

帰り道　足跡は一つ

止まらないことだけが

僕の Cor

「今度こそ」は独り言

知らないでいてほしい君の

面影に打ちのめされて

僕だけが頑なだった

秘密暴かれた旅路

どうしてか繋ぎ止めた手は

相も変わらず小さかった

「許して」「憎んで」

言えるわけない

迷わせたくなんてなかった

君に抱えさせるだけだから

これでいい　これでいい

君を以って夜を知った

明けてく光が溶かしてく

心臓は動かない

心は動いていた　君に

夜を以って君を知った

明けない寒さはもう終わり

心臓は動かない

言葉よ守ってくれよ　永く

止まらないことだけが

君が続いていくことが

僕の Cor