歌詞

どうして　いつも情けないくらい　思い出すたび泣けるの？

ずっと走り回ってた　あの頃、笑いながら

何気なさを、気どって

ねえ、どんな気持ちだったろう　駅前で君を待ちながら

少し遅れ駆けよる君を、何のためらいもなく

ふいに、ぼんやりほどける日々、やわらかくて

ただただ、腑抜けの僕を

十字路、君を見失ってから　カタコトの世界に埋もれて

河辺、水鳥、眺めては　流れに逆らおうとして

柄にもなく、もがいて

折々の光景、乗り継ぎ　すれ違う季節に忘れ物ばっかり

無垢な言葉、たよりない呼吸　波音、光の中

赤く染まるまだらな雲　瞼の裏に

もう一度、あの歌を聴かせて

言葉にすがる愚かしさも　つじつま抱いて眠るの？

ヤバい気持ち隠そうとして　大声ではしゃぎすぎた

余計な距離を燃やして

タンブリングダウン　せめてものつぐないを

乾いた空気とナンセンス　時空歪めて

何ひとつ変わりはしないだろう　瞼にゆっくりと重ねて

淡く、響き渡る確かな　光を見た

いつもより、おだやかな　水辺で