抱く重み運ぶ影かげのジャケット写真

歌詞

抱く重み運ぶ影かげ

yadorigi

腹(はら)に鼓動(こどう) いづれ我が外(ほか)に出(い)で

泣き声ひとつ 天地(あめつち) ひるがへる

昨日(きのふ)までの 恋(こひ)の形(かた)ほどけ

今日(けふ)より先は 守る名(な)増(ま)しぬ

愛は減らず されど場所(ばしょ)変はる

夫(つまど)といふ人 銭(ぜに)を運びて 影となる

言葉少なく 目は遠く 戸(と)口(ぐち)に立つ

我は問ふなり 「抱く手は 何処(いづこ)に」

されど答へは 帳簿(ちやうぼ)の音

旦那がさ お金を運ぶだけの影になる

言葉も少なくて 目も遠くて 玄関に立つ

私、思う「抱きしめる手はどこ行ったの」

返事の代わりに 振込通知の音

子の笑みは 薬(くすり) 子の泣きは 生命

胸の空(うつろ) 埋(う)むるほど 深くなる

子どもの笑顔は薬で 泣き声はこの世

心の穴を埋めるほど 存が深くなる

守るもの 増(ま)せば 失ふもの 見ゆ

我が恋は 家事の隅(すみ)に 置かれたり

銭は来れど 温(ぬく)み来ず

嗚呼(ああ) 抱く重みだけ 確かなる

でも抱く生(この世)重みだけは 本物だ

この世の人 「機械(からくり)」に家を任せ

心の火を 数字に変へて数ふ

今の人って 仕組みに家を預けて

心の火を 数字に変えて数えてる

されど母の眼(まなこ) 海より深し

父の沈黙(ちんもく) 山より重し

でも母の目は海みたいに深くて

父の沈黙は山みたいに重い

銭を運ぶ手も 抱く手に戻れ

言葉ひとつで 灯(ともしび)は戻る

お金を運ぶ手も 抱きしめる手に戻って

子に依(よ)りて 己(おのれ)を失はず

我が名(な)も恋も 捨てずに守らむ

子どもに寄りかかって 自分を失わない

私の名前も恋も 捨てずに守りたい

  • 作詞者

    鮫島宏明

  • 作曲者

    鮫島宏明

  • プロデューサー

    鮫島宏明

  • 共同プロデューサー

    鮫島宏明

  • マスタリングエンジニア

    鮫島宏明

  • シンセサイザー

    yadorigi

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    抱く重み運ぶ影かげ

    yadorigi

『抱(いだ)く重み/運ぶ影(かげ)』 は、子どもが生まれたあとに起こる“愛の配置換え”を描いた楽曲です。
守るものが増えるほど、恋の形は変わり、夫婦の距離も、親としての役割も大きく揺れていく。
お金を運ぶ手、抱きしめる手、子に寄りかかる心、自分を失いそうになる日々。
その現実を見つめながら、それでも家族としてもう一度ぬくもりを取り戻したいと願う一曲です

アーティスト情報

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