十月の妙な寒さは
何でも出来そうな気がして
何処か虚しくて
あの日から時が停まった
なんて云う
心計画は無いけど
やっぱ淋しくて
帰り道の横断歩道
白線だけ踏む変な遊び
僕が常時もズルして
怒られたっけ
寒い時に両の手を
袖に隠す君の癖
本当はその手を
握って居たかった
無邪気にはしゃいだブランコ
僕にだけ懐かない野良猫
君とだったら
君とだから
それで良いと思ってた
腐る程余る無様な後悔も
君が居る
唯、それだけで僕は
嗚呼
あの日、離れて行く君の手を
掴む事すら僕には出来なくて
今でもまだ探して在るんだよ
今でもまだ思い出して仕舞うんだよ
今なら分かるよ
あの日君は僕を気遣って
嘘ついて隠れてさ
逃げ出したんだ
そういう素直に為れない
君の事が
大嫌いで
どうしようも無く好きだった
言葉に触れて貌に触れて
胸の奥が「ぎゅっ」となって
僕は産まれて
初めて俺に生れた気がしたんだ
季節の風に煽られて
散り往く木の葉
不安げな君の顔に視えたんだ
嗚呼
いやもう今更怒って無いよ
いちいち五月蠅いな
素直に為れ無い処が
君らしくて俺らしい
腐る程余る無様な後悔も
君が居る
ただ、それだけで僕は
嗚呼
好きに為りたくて
為った訳じゃ無いんだ
嫌いに為りたくて為れるかよ
今でもまだ探して在るんだよ
今でもまだ思い出して仕舞うんだよ
桜が咲く頃また何処かで
- Lyricist
Wisdom
- Composer
Wisdom
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Melancholy of the Golden Osmanthus
Wisdom
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Wisdom
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