

やわらぐ陽射しに目を細め
去年と同じ夏の匂い
助手席に残る面影を
消せないまま 海へ向かう
いつから君は決めていたの
僕だけ何も知らないまま
最後に見せた君の笑顔
あれは さよならだったのかな?
濡れた砂を歩きながら
くだらないことで笑ったね
あの日と同じ青い海が
今日は少し遠く見える
君のいない海を見て
夏が静かに暮れてゆく
「会いたい」なんて送れない
勇気がないわけじゃない
届かない言葉の向こう側
知らない君がいる気がして
短い言葉を また消した
君はもう前を向いてるのかな
夕暮れが長く伸びてゆく
ふたつの影は今はひとつ
去年撮ったあの写真では
まだ僕らは笑っている
秋に歩いた並木道
冬はあのイルミネーション
春になれば桜の坂道
どの季節にも君がいる
夏が終われば忘れるなんて
そんな簡単じゃなかった
これから来る季節の中にも
君との記憶が待っている
君のいない海を見て
夕陽が波に溶けてゆく
「元気?」それだけ打ち込んで
今日も送れず消してしまう
届かない言葉の向こう側
知らない君がいる気がして
確かめられずに
次の季節が始まる
もしも君が振り向かなくても
もしも僕を忘れていても
あの夏だけは嘘じゃないと
今もどこかで信じている
君のいない海を見て
もう太陽は沈んだけれど
君へのこの気持ちは
まだ置いていけそうにない
さよならさえ言えないまま
街の色だけ変わっていく
波に消えていく足跡を
ひとり静かに見つめている
君のいない海で
まだ君を想っている
- 作詞者
風音 薫
- 作曲者
風音 薫
- プロデューサー
風音 薫
- ギター
風音 薫

風音 薫 の“君のいない海”を
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君のいない海
風音 薫
夏の終わりの海を舞台に、別れた女性への想いを今も捨てきれない男性の心情を描いた、どこか懐かしいJ-POPバラード。
前を向いて歩き始めた彼女と、思い出の中に立ち止まる男性。
そのすれ違う時間を、切なくも温かいメロディに乗せました。
90年代J-POPを思わせるノスタルジックなサウンドと、静かに始まり感情とともに広がっていく男性ボーカルが印象的な一曲です。
夏が終わる頃、ふと思い出す大切な人。
そんな記憶にそっと寄り添う「君のいない海」をお楽しみください。



