Kitto Asawakuru Front Cover

Lyric

Orange

FiSHBORN

少し息苦しいような生温い風が

君の前髪とTシャツの裾を揺らしてた

優しい香りが切なすぎて

あと一歩近づけなかったあの日のこと

君は僕の知らない音楽を聴くから

口ずさむ曲もわからないけど

それでもよかった なんかそれがよかった

この目に映るもの全部覚えておけたらいいのに

どうして離れて行くものほどたまらなく愛しい

この手で触れるもの全部抱きしめられたらいいのに

夏の夕暮れが照らす横顔がどうしようもなく遠い

僕ら子どものままではいられなかったみたいだ

大切なものはひとつだけ、なんて言えたならどれほど

僕らは時を止めることはできない

せめて君のその悪いくせも知られたくないことも

全部気づかないふりをするから

この目に映るもの全部覚えておけないから

あの歌を聴くたびに君のこと想うだろう

この手で触れるもの全部抱きしめられないから

オレンジの光の中でなにも言えなくなる

この目に映るもの全部覚えておけたのなら

この手で触れるもの全部抱きしめられたのなら

なにか変わっていただろうか

  • Lyricist

    Koharu Maeda

  • Composer

    Koharu Maeda

Kitto Asawakuru Front Cover

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