Lyric

終電を見送った帰り道

眠れない夜が　また始まる

一人暮らしのキッチンで

ミルクを多めのカフェオレ

あなたの声を思い出すたび

まだ少しだけ　胸が痛むの

「忘れることが大人になる」

そんな言葉に　寄りかかってた

でも今は違う　想い出はそっと

この部屋の灯りと　生きている

午前0時のカフェオレ

やさしさの味がした

あなたと過ごした季節を

もう責めたりしない

一人でいる強さより

誰かを想う弱さを

今の私は　少しだけ　愛してる

午前0時のカフェオレ

誰にも言えない夜

戻らない時間にそっと

「ありがとう」と呟く

泣けるほどの恋じゃなくても

大切だったこと

今ならちゃんと　わかる気がする

テレビの音を　小さくして

月の光を見上げるだけ

心の片隅　片づけられない

メモリーは　時々こうして

不意に私を　立ち止まらせる

でもね、それでいいの

人はきっとそうやって

誰かを胸に　しまいながら　生きていく

午前0時のカフェオレ

ちょっと冷めたけど

甘すぎないこの気持ちが

今の私にちょうどいい

恋は終わってしまっても

思い出は消せないから

今夜もそっと　抱きしめて眠ろう