小さなガラスの部屋
ゆりの花でいっぱいにして
甘い香りの中眠ったなら
安らかに死ぬことが出来るのらしい
頭はしびれたまま
この恋はリリーの棺
それは甘美な幻想
なかなか死ぬことはない
不確実な”またね”
頼りにしていつも
よくあること、よくあること
魔法をかけた
触れたくて 触れられなくて
叫びだす 熱い血潮が
伝えたくて 伝えられなくて
飲み込んだ“さよなら”
なだめるように
頭の上に置かれた手の平
あたたかくて 思わず照れた
あの日
わたしは上手く笑えていただろうか
人は傷つくものだよ
人は悲しむものだよ
アルビレオに訊いたところで
ほんとの善悪なんて分からない
目の前に散らかっている
恐いこと全部
ひとつずつなくなっていったら
自由になれるかな
触れたくて 触れられなくて
叫びだす 熱い血潮が
伝えたくて 伝えられなくて
飲み込んだ“さよなら”
なだめるように
頭の上に置かれた手の平
あたたかくて 思わず照れた
あの日
わたしは上手く笑えていただろうか
- 作詞
佐藤由佳
- 作曲
佐藤由佳
黒色すみれ の“リリーの棺”を
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- 1
劇場
黒色すみれ
- 2
Salon des Bourgeois
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- 3
上海夢幻唱歌
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- 4
桜 -O-
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- 5
葬列
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- 6
チューリップ狂
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- 7
アルテミスの憂うつ
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- ⚫︎
リリーの棺
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- 9
すみれ十字軍歌
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- 10
夢のアカプルコ
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- 11
名もなき彗星
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- 12
Cosmosong
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- 13
エデンの十字架
黒色すみれ
- 14
ラピスラズリ
黒色すみれ
黒色すみれ活動10周年記念アルバム。
10年の集大成とも言えるバラエティに富んだ楽曲のオンパレード!
ジャンルレスな黒色すみれの活動の広さを感じることが出来る珠玉の一枚。
ゲストもBUCK-TICKのギタリスト今井寿や「水曜どうでしょう」ディレクター、嬉野雅道・藤村忠寿などボーダーレス。
アーティスト情報
黒色すみれ
ゆか(Vocal、Piano、Accordion)と、さち(Violin)によるデュオ。 2004年「ぜんまい少女箱人形」でCDデビュー。 クラシック音楽を基調に、フランスのシャンソン、日本歌曲や大正ロマンのテイストをミックスさせたノスタルジックな楽曲が特徴。「ネオクラシックユニット」と銘打っている。 東京都内での演奏活動を中心としながらも、演劇作品や映画、アニメ-ション作品、アーティストへの楽曲提供・出演、ファッションモデルなどその活躍は多岐に渡り、その独自の世界観を発揮している。
黒色すみれの他のリリース
Kokusyoku Sumire