

天井に届きそうな雲がひとつ浮かんでる
僕たちのためだけの甘い香り立ち込める
同じ話ばっかり笑いながら繰り返す
他人には分からない隠した味があるんだよ
ちゃんと噛んで飲み込んで
ちゃんと噛んで味わっていよう
終電は逃せるのに現実からは逃れられない
せめて分けあったものを腹にしまいたい
ちゃんと噛んで飲み込んで
ちゃんと噛んで味わっていよう
歳を重ねるほど 大切なものがこぼれ落ちる
今なら間に合うから 煮込む泡に耳を立てる
ちゃんと噛んで飲み込んで
ちゃんと噛んで味わっていよう
頬が落ちる 身体が火照る
スープが記憶を満たしていく
肩寄せ 時忘れて
誰にも邪魔されない場所へ
夜の果てまで
- 作詞者
井上杜和
- 作曲者
井上杜和

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寄せ鍋
井上杜和
アーティスト情報
井上杜和
井上杜和(いのうえとわ) 1999年生まれ、湘南出身。 奇天烈日記ポップスをテーマとして独特な世界観で綴られる歌詞を、ポップでビザールなサウンドと共にソウルフルに歌い上げる新進気鋭のシンガーソングライター。 2021年12月頃から東京を中心に弾き語りやバンド編成によるライブ活動を行なっている。 2023年1月に初のEP「日々浪漫」をmimikaki DISKよりリリース。 同年2月、東高円寺U.F.O.CLUBにて初自主企画「第一回 夜食の支度」を開催。共演に東郷清丸をはじめ、ハシリコミーズ、KiQを招き、DJに井手健介を迎えた本公演はソールドアウト。 2025年7月に自主制作による初のフルアルバム「冗句冗談」リリースし、初の東名阪ツアーを敢行。本作にはゲストミュージシャンとして濱野夏椰(Gateballers,GOD)やかなふぁん(kiss the gambler)、和田地球(くぐり)が参加。音楽雑誌「ミュージック・マガジン」でも大きく掲載され、ライターの松永良平氏からは”井上杜和がいれば、ロックの歴史はこの先もすくすくと続いていけるんじゃないか、ビザールなままで”と評され、ディープな音楽リスナーの間では密かに注目されている。 これまでの自主企画では前述した東郷清丸をはじめGateballers、浮、kiss the gambler、内村イタル(ゆうらん船)などとも共演しており、現在も精力的にライブ活動を行なっている。