初夏の風が春を殺す
仕方ないさ 四季を殺したのが春なのだから
いくら夏めけど、秋が深まれど
全てなかったことのように四季は移ろう
虚ろな目でそれを見ていた僕だけが
未だ変われずにいる
七月の風が帯びる湿度
嫌じゃないさ 今日を思い出すときに付きまとうから
春の生温さ、冬の悴む手
全部確かにあったはずなのにときは移ろう
移り気な人たちが過去を忘れるから
今が疎ましくなる
例年よりも多い降水量を
君は肌で比べられるだろうか
僕たちの中に流れている時も
やがて移ろうと知る
初夏の風が春を殺す
仕方ないさ 四季を殺したのが春なのだから
- 作詞
笠原楓奏
- 作曲
笠原楓奏
笠原楓奏 の“初夏”を
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