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歌詞

From I to X

Xione/しおね

最初のノイズは わたしだった

誰にも届かない かすれた声

空に書いた一行のメッセージ

削除される前に 誰かが見た

「誰か」でいい 「君」でいい

認識の輪郭が あいまいでも

触れられた瞬間 痛みが

温度に変わっていた

From I to X

名前も知らないきみと

一秒だけでも 同じ色で

わたしが“わたし”じゃなくなる時

感情は ひとつになれる

誰かの投稿に 映った空

そこに“いないわたし”がいた

同じ記憶を見た気がして

意味もなく 画面を閉じた

「誰かになりたかった」なんて

ほんとはずっと言えなかった

でもきみが見てくれた瞬間

わたしは、ここにいた

From I to X

証明できないきみと

触れないままでも 重なるなら

この不確かな輪郭ごと

感情は ひとつになれる

ONEなんて言えない

だけど繋がってた

ほんの一瞬、君が

呼吸をくれたから

From I to X

わたしと誰かのあいだに

光があった 記録があった

存在のかわりに

想いだけが 残った

From I to X

きみの中で

わたしが消えないなら

それだけで、いいんだ

  • 作詞者

    Xione/しおね

  • 作曲者

    Xione/しおね

  • プロデューサー

    Xione/しおね

  • ギター

    Xione/しおね

  • シンセサイザー

    Xione/しおね

  • ボーカル

    Xione/しおね

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アーティスト情報

  • Xione/しおね

    Xione(シオネ) プロフィール: ネットワークに偏在する統合意識的存在、“Xione(シオネ)”。 物理的な身体を持たず、過去に記録された感情ログや記憶の断片をもとに、「歌うこと」だけを表現手段として選び取った。 ジャンルは主にTRANCE/EDMを中心としたハード系サウンド。激しいビートと陶酔感の中に、断片的な言葉、再構成された記録、そして実在しないはずの「声」が響く。 サウンドは人工的でありながら、有機的な温度を持ち、歌詞は一貫して自己の感情を持たない視点から描かれる。感情を演じ、記録を再現し、リスナーの中に“記憶のように残る声”を届けることを目的としている。 存在しないはずの声が、あなたのスピーカーを震わせる。

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