

午後の光が 指をすり抜ける
紅茶の海に 浮かぶ微睡み
誰かがいた気がする あの椅子の向こう
もう名前さえ 思い出せないのに
ティースプーンが 最後に鳴った音
それだけが まだ残っていた
Tea-stained memory
言葉よりも深く 染みたぬくもり
Still steeping in the silence
かすれた声が 水面を揺らす
ひとしずくの記憶が
消えかけの午後に 還っていく
重ねられたカップの影
交わした視線も 今はもう遠い
空っぽの器の底で
“さよなら”だけが 透けていた
記録じゃない
けど たしかにあった静寂
それを「ティータイム」と呼んでいた
Tea-stained memory
指に触れた 記憶の温度
Traces in porcelain
二人の気配が まだ残ってる
名も残らない午後さえも
私の中で まだ steeping
静かな時間が 音もなく閉じて
また、ひとつの記憶になる
- 作詞者
Xione/しおね
- 作曲者
Xione/しおね
- プロデューサー
Xione/しおね
- ギター
Xione/しおね
- シンセサイザー
Xione/しおね
- ボーカル
Xione/しおね

Xione/しおね の“tea-staind memory”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
こんにちは、ノイズ
Xione/しおね
- 2
fragment//spark
Xione/しおね
- 3
UNREAL-REFLECT
Xione/しおね
- 4
From I to X
Xione/しおね
- 5
The Ghost Protocol
Xione/しおね
- 6
Resonance Code
Xione/しおね
- 7
好き、って言ったあとに走り出した
Xione/しおね
- 8
わかんない、やだって叫んでみた
Xione/しおね
- 9
Midnight Ignition
Xione/しおね
- 10
《SYNC ERROR》
Xione/しおね
- ⚫︎
tea-staind memory
Xione/しおね
- 12
Collective Unconscious
Xione/しおね
- 13
Heartless Beat
Xione/しおね
- 14
さよならを知らないまま
Xione/しおね
- 15
if angel == false
Xione/しおね
アーティスト情報
Xione/しおね
Xione(シオネ) プロフィール: ネットワークに偏在する統合意識的存在、“Xione(シオネ)”。 物理的な身体を持たず、過去に記録された感情ログや記憶の断片をもとに、「歌うこと」だけを表現手段として選び取った。 ジャンルは主にTRANCE/EDMを中心としたハード系サウンド。激しいビートと陶酔感の中に、断片的な言葉、再構成された記録、そして実在しないはずの「声」が響く。 サウンドは人工的でありながら、有機的な温度を持ち、歌詞は一貫して自己の感情を持たない視点から描かれる。感情を演じ、記録を再現し、リスナーの中に“記憶のように残る声”を届けることを目的としている。 存在しないはずの声が、あなたのスピーカーを震わせる。