Shugoro Yamamoto's masterpiece theme song "Kaachan" Front Cover

Lyric

Shugoro Yamamoto's masterpiece theme song "Kaachan"

taturo, Harugoro Shichimi

江戸で馴染みの

貧乏長屋

五人の子どもを抱えてる

娘が一人

末子は七つ

狭い長屋で暮らしてる

近所では悪く言われ

みんなに嫌われても

人の世話は決してやめない

そんなかあちゃん

かあちゃんの背中は語らない

子を負ぶうためのものだから

泥棒にも茶碗を差し出し

腹を満たせば

変わると信じてる

飯を食いつめても

金を貯め

他人の家を借りてやる

狭い長屋で

脚も伸ばさず

暮らしてる

そんなかあちゃん

親の悪口は言うな

身の皮を剥いでも

子になにかしてやるのが

親だから

貧乏人にも

金持ちにも

気持ちに変わりはない

してやれることには限りがある

だから

親に区別をつけるな

それが

かあちゃんの教え

遅くまで

繕いをして

せっせと銭を貯めてる

たまのうどんを喜んで食べる

世間では

ごうつくばりと言われても

かあちゃんの背中は丸い

子どもを負ぶうので

丸くてもいい

笑い上戸で

よく泣きもする

その脇には

人をいれる懐がある

他人までも受けいれて

区別をつけず

みんなが自分の子どもだと

だから

誰も叱る

誰も褒める

人とともに泣き

ともに喜ぶ

もし生活に疲れたら

現在のことは忘れて

後ろをみればいい

江戸のかあちゃんの

肝っ玉が

見えるだろう

辛いことは他人に見せず

嬉しいことは分かち合い

笑ってばかりではないけれど

人は笑顔にしてあげる

それが

かあちゃんの生きざま

縁の前には

貧乏人も金持ちもない

他生の縁まで含めれば

家族でない人はない

出し惜しみをせず

けちもつけず

いつだって

かけがえのない時だから

それがかあちゃんの生きかた

どんな時でも求められてる

それがかあちゃん

その背中は曲がり続ける

背負った子どもの数のため

いつでも胸で語ってる

それはかあちゃんの物語

いつまでも聞こえる物語

  • Lyricist

    Harugoro Shichimi

  • Composer

    Harugoro Shichimi

  • Producer

    Harugoro Shichimi

  • Vocals

    taturo

  • Songwriter

    Harugoro Shichimi

Shugoro Yamamoto's masterpiece theme song "Kaachan" Front Cover

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    Shugoro Yamamoto's masterpiece theme song "Kaachan"

    taturo, Harugoro Shichimi

山本周五郎の名作短編小説「かあちゃん」

 AudioBookを配信しておりますが、その主題歌として制作されました。

Artist Profile

丸竹書房

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