文通のジャケット写真

歌詞

嘘つきのラブソング

カツラベ

もしも君がこの曲を聴いたら この気持ちを知られてしまったら

僅かな このこの僅かな繋がりも 途絶えてしまうのかな

五線譜は空が透けた微かに青い桜色

買ったばかりのノートに記す なんともありきたりな感情

けれどそれは いつもどこか 突然の風に吹き飛ばされる

土に混ざって 人に踏まれ 穴だらけ どこかに消える

結局それは叶わないものだと知ってる

だからそんな感情は持っていちゃ駄目だって 心に決めて生きている

だけどわかってるんだよ わかってるんだよ

心臓を甘噛むような感情の芽生えを

でも諦めてたんだよ 端から諦めてたんだよ

なのに逢えなくなっても君を思い出すんだよ

真っ黒に塗りつぶされたノートみたいな恨みとか

使い古したテーブルが刺す ささくれみたいな嫉妬とか

煎れたばかりのコーヒーに揺らぐ湯気みたいな惚気とか

内面に秘めたあれこれをデータに垂れ流す時代だ

似たようなもんで唄で感情を吐き出す僕は

面と向かっての伝え方を忘れた なんて都合のいい言い訳か

そんなの知ってるんだよ 知ってるんだよ

君は手が届くような人じゃないってこと

言い聞かせたんだよ 言い聞かせたんだよ

なのに声や瞳や仕草を思い出すんだよ

思い出すんだよ

思い出すんだよ

空回る感情 うまくいった試しもない

真っ暗闇な迷路 ヒントさえ掴めない道筋

僕はいつから自分に嘘をついて 自分の心を守るようになったんだろう

思い浮かべたんだよ 思い浮かべたんだよ

過去の自分が味わった胸の痛みを

でも駄目だったんだよ 駄目だったんだよ

君の全てに僕は魅せられたんだろう

逢いたいんだよ また逢いたいんだよ

こんな風にしか愛を伝えられないけど

聴きたいんだよ 声が聴きたいんだよ

こんなにも知られたくないのに 伝えたい僕の感情

嘘つきの感情

  • 作詞

    カツラベ

  • 作曲

    カツラベ

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「君との関係はまるで文通相手だ」
 文字になった君とのやりとりの中に、想いを募らせていく日々を記録した2ndアルバム。
 詞・曲・歌・演奏・収録すべてにおいて成長したカツラベの楽曲をぜひお聞きください。

アーティスト情報

Katsurabe

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