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歌詞

空の魚を昨日読む

カツラベ

「昨晩の雨風が合図だったみたいに

夜の寝苦しさも消えて秋の空気になったね」

外に出てみたけど それをまだ知れなくて

君の言葉だけでそれを知ったよ

君は文字になった 無機質な文字になった

その形を復元するかのように

記憶の姿にピントを合わせるよ

遠く離れていても

お互いが大切だってことはわかるんだね

だけど君との関係はまるで文通相手だ

君の輪郭が文字に埋もれていく

「季節の変わり目は懐かしさを思い出して

少し寂しくなるね」って そう言葉に書いたね

1日遅れで空に魚を見つけた

やっと君の言葉が肌を撫でたよ

僕も文字になった 無機質な文字になった

あの日々を忘れないでほしくて

心の姿を変換しているよ

壊れないように 壊さないように言葉を選ぶこともあるよね

そうだ 君との距離感は まるで文通相手だ

君の寂しさを読んだとき 僕は……

たしかに隣に居た その記憶は煙のように揺らぐ

文字を媒介に映る虚像が強くなっていく

だからさ 少しだけ 声を聞いただけでさ

目の前に居るみたいに輪郭が鮮明になったんだね

君が言葉で伝えてくれる日常  そのあれこれを

隣で聞けたならな

本当は空の魚を一緒に見たかったんだ

君が寂しい時に一緒に居たかったんだ

  • 作詞

    カツラベ

  • 作曲

    カツラベ

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「君との関係はまるで文通相手だ」
 文字になった君とのやりとりの中に、想いを募らせていく日々を記録した2ndアルバム。
 詞・曲・歌・演奏・収録すべてにおいて成長したカツラベの楽曲をぜひお聞きください。

アーティスト情報

Katsurabe

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