歌詞

ただの好奇心だったんだ

名前を打った検索バー

まさか君が見つかるなんて

心臓が変な音してた

鍵はかかってなくて

更新も割とマメで

知らなかった君がそこにいて

目が離せなくなった

三年前の投稿まで

気づけばスクロールしてて

“いいね”のボタンが怖くて

そっと画面閉じたよ

エスエヌエスでストーカー

スクロールの向こうにいる

君の世界　見てるだけ

気づかれたら終わる気がして

エスエヌエスでストーカー

好きって言えたら変わるのに

怖がってるのは自分で

届かないのに　また探してる

誰かのストーリーの中

一瞬写る横顔

「元気そうでよかった」なんて

勝手に安堵してる夜

君の“いいね”の相手とか

フォロー欄をふかよみして

知らない誰かに

焼きもちやいてる自分がダサい

何も始まってないのに

終わったみたいな気がして

でも目をそらせなくて

今日もまたアクセスする

エスエヌエスでストーカー

スクロールの向こうにいる

届きそうで届かない

「たまたま見ただけだよ」って

エスエヌエスでストーカー

好きって言えたら壊れるかも

でも黙ってるのも嘘で

スマホ越しにただ　立ち止まってる

君の笑顔　知らない誰かと

写ってるの見て

画面じゃなくて　本当は

君の隣にいたいんだ

エスエヌエスでストーカー

スクロールの向こうにいる

君の世界　見てるだけ

この距離がもどかしくて

エスエヌエスでストーカー

好きって言えたら終わるのか

それとも始まるのか

その答えをまだ　怖がっている