Lyric

随分歩いてきたようだ

他人にとっては　ほんの一瞬

まるで瞬きするくらいの年月に

血が滲んで　声も出さずに

叫び続けた

ほんの一瞬に積もってるんだ

強くなりすぎたかな

ねえ、気づいてるか？

声を上げないのは

上げられないんじゃない

見えないものより怖いものはない

悲しいから泣いてると誰が言った？

歩けないなんて誰が言った？

涙が落ちる先

自分しか知らぬ間に

溜まっていってんだ　生きる術

傷をつけるな

こんな綺麗な自分を

自分で守れよ

希望がないとだけは思うな

こんな腐った世界でも

随分絶えず歩いてきたようだ

気がつけば　ほら

あんなに傷だらけだったのに

瘡蓋になってる

手を差し伸べてくれやしない

そりゃ当然だ

皆すり減ってる

見えない傷を負ってるから

それでも

確かなもの　綺麗なものを

探すんだ

自分のための光だと

自分を騙すんだ

それが真実になるから

悲しいから泣いてると誰が言った？

歩けないなんて誰が言った？

涙の理由は自分しか

わからない

それでいい

正しいから泣いてるんだ

邪魔をするな

歩けなくても這い上がるんだ

明日の自分は昨日とは

同じじゃないさ

息を潜めて

溜めていってんだよ　生きる術