歌詞

夜の街には、声にできない感情がある。
近づいてはいけないと分かっていながら、
一歩踏み出してしまった瞬間から、時間は静かに歪み始める。

ネオンに滲む東京の光、
迷路のような夜の街、
触れた手の温度と、胸の奥で鳴り続ける鼓動。
愛と罪の境界線は曖昧で、
確かなものほど、影の中へと隠れていく。

「Midnight Veil」は、
禁じられた想いが最も美しく見える“深夜”を切り取ったラブソング。
月明かりのように淡く、
東京の夜に溶けていく感情を、静かに描いていく。

誰にも見せられない気持ち、
消せない記憶、
朝が来る前に消えてしまう一瞬の親密さ。
この音楽は、答えを出すためではなく、
ただその夜に寄り添うために存在している。

眠れない夜に、
ひとりで東京の光を思い浮かべながら、
そっと流してほしい一曲。