Lyric

更地になった懐かしい街並

私達の脆く淡い過去

支えにしていたつもりはないけど

なぜだかまっすぐ立てなくなった

日暮や鳥達の鳴く声

遠く疾うに陽は沈んだ

探しても探しても見つからないもの

あの日、綴っていた物語も

擽ったいような日々も全て

忘れないようにと辿るけれど

ざらざらな手触りが

指先に残っているだけ

瓦礫に隠れた言葉の裏側

今更探さなくていい

昔に縋った、明日に怯えたからかな

まっすぐ立てなくなった

正しさも強がりも虚しさも全部捨てて

壊しても壊しても無くならないものを

思い思いに歩く交差点

ぶつかり合う人 すれ違う人

人形あそびの一つでいい 待合せ

私達に目印はいらない

心残りがあるとしたら

貴方の奥歯が見たかった

誰もいない街　音だけが滲むよ

リメンバミー

聞かせて

足す引く掛けるじゃ割り切れない

私と貴方は数字じゃない

大人になっても馬鹿でいてね

それだけでいい

話をしましょう

何だっていい　ただ笑える話を

またね、会いましょう

何処にいても　元気でいて