徳を積むのジャケット写真

歌詞

徳を積む

龍仕え

最初は ほんとうに小さなこと

街に落ちてた 紙くずを拾った

おばあさんの 重い荷物を

代わりに持った

困ってる誰かに

そっと 手を差し伸べ

朝の光に

小さな感謝を 抱いただけ

拍手も 名誉も

欲しくなかった

ただ 空気が

少し きれいになればよかった

それだけだった

ほんとうに それだけだった

徳は 音も立てず

心の奥で 呼吸してた

「ありがとう」と 声をかけられ

胸の奥が 少し揺れた

悪い気は しなかった

ただ 温かかった

また 別の日

また 別の人

感謝の言葉が

重なっていった

いつからだろう

心が 少しだけ

空より 高く

浮かびはじめたのは

もっと 徳を積もう

もっと 役に立とう

褒められたくて

無理をしても 笑った

誰かの視線が

背中を 押すたび

善意は 努力に 変わっていった

気づけば

感謝の言葉を

待っていた

「ありがとう」が

無い夜に

胸が ざわついた

どうして 何も

言われないんだろう

そんな自分に

気づいて 目を逸らした

徳は待つものじゃない

そう知っていたのに

知らないふりをした

感謝が無いと 不満が 生まれ

人の視線が 喉を 締めつけた

いい人で いなきゃいけない

その仮面が 心を 重くした

これは 徳じゃないと

気づいた夜

残ったのは

虚しさだけ

自己満足という

名前の ウソ

善意を使って

自分を 飾っていた

徳を 積もうとするほど

徳は 遠ざかった

静かだった頃の

あの軽さが

もうなかった

徳は 証明じゃない

評価でも

栄光でもない

あの日の 小さな行為に

戻れたなら

見返りなく 置いていきたい

小さな徳は

音を立てない

感謝も 拍手も

要らない場所で 息をする

徳は 積むものじゃなかった

ただ 静かに 在るものだった

それに 気づけた今

もう一度

何も期待せず

手を 伸ばせる気がした

  • 作詞者

    龍仕え

  • 作曲者

    龍仕え

  • プロデューサー

    龍仕え

  • ボーカル

    龍仕え

徳を積むのジャケット写真

龍仕え の“徳を積む”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • ⚫︎

    徳を積む

    龍仕え

アーティスト情報

  • 龍仕え

    龍仕え 感謝と祈りを音に乗せて届けるアーティスト。 J-POPを軸にしながら、トランス、ヒーリング、神話的要素など ジャンルにとらわれない楽曲を制作。 すべての楽曲の根底にあるのは「感謝」と「つながり」。 聴く人の心にそっと寄り添いながら、 内側に眠る力や本来の自分に気づくきっかけとなる音を目指している。 その音は、どこか懐かしく、 そして新しい―― 宇宙を起源とする存在としての記憶に触れ、 魂が静かに目覚めていくような感覚を届ける。 音は祈り。 音は感謝。 音は目覚め。

    アーティストページへ


    龍仕えの他のリリース

徳を積む

"