歌詞

洗濯物が揺れている

質素な部屋に薄い洗剤の香りが届く

カレンダーが音を立てているのを横目に

その先の空をぼんやりと眺める

「もうダメだ」

って幾度となく思っては

足元を見て

「逃げられるもんなら逃げてやりたい」と

「逃げられるもんなら逃げてみろよ」と

何度も何度も 心の中で呟く

雨の日だって 晴れの日だって

何度も同じ道を通って

心を痛めては また潤して

そうやって今までやってきたから

「これからもきっと何とかなるさ」

って

「大丈夫だ」

って

そう自分に言い聞かせて

何度敗れたって何度でも立ち上がれ

戦うあなたへ あなたへ贈る歌

「きっと大丈夫さ」

そんな言葉に根拠はないけど

あなたの代わりなんて本当はいないから

好きなようにやってやればいいさ

こんな歌があってもいいだろう

あなたへ贈る歌