歌詞

僕らはいつまでもこのまま

あの夏を待った

変わりはしない

今日を泳いでいく

「たった一瞬に物語が宿る」

レンズ越しに君は何を見ていた？

海を眺めてる僕の後ろ姿は

深い水底に沈むように写っていた

夜の屋上に二人、君は飛び込んだ

どうでもよくなって笑えた

あの日の僕らはいつまでもこのまま

漂いながら

浮かぶ月を見ていた

もう二度と同じ夏は来ない

頬を濡らした

叶いはしない

日々を返して

ほんの一瞬で物語は変わる

逃した過去を未だに追いかけている

雲を眺めてた君の後ろ姿は

今に思えば昇るように映っていた

夜の屋上で一人、月を眺めた

どうでもよくなれと零した

いずれは忘れて泡と消えていく

凪いだ水面は

浮かぶ月を見せた

もう二度と君に夏はこない

頬を濡らした

構いはしない

憂いを流して

僕らはいつの日かどこかで

また出逢える

その時を待っている

もう少し君のいない夏を

あの日の僕らはいつまでもこのまま

ただ酔いながら

浮かぶ夢を見ていた

もう一度あの夏の続きを

頬を濡らした

迷いはしない僕は

泳いでいく