

四条の駅を出たところで
「もう暑いね」って君が言う
初めて見る山鉾町へ
人の流れについてゆく
長刀鉾を見上げながら
「こんな町なかに立つんだね」
写真で見てたその景色より
少し驚いた顔をする
次は月鉾 その向こう
まだまだ歩く道はある
「ちょっと休もう」って笑いながら
冷たいお茶を探してる
歩いて 休んで また歩いて
宵山の町を抜けてゆく
さっきまで疲れた顔してたのに
「次はどれ?」って君が聞く
提灯の灯り 人の波
近くで響く祭りの音
「昼とぜんぜん違うんだね」
そのひと言がうれしかった
路地の店で腰を下ろして
私はお茶 君はビール
冷えたグラスを持ち上げながら
やっと足にも気づいてる
函谷鉾を通り過ぎて
少し遠回りした先で
「あれも見たい」と指をさして
結局また歩き出す
全部まわれなくてもいい
予定どおりじゃなくていい
疲れた分だけ休みながら
今日の速さで歩けばいい
歩いて 休んで また笑って
気づけば空も暗くなる
行きより人が増えた道でも
話していれば長くない
灯りの向こう 鉾が浮かぶ
立ち止まった君が小さく
「来てよかったな」って言ったから
それだけで今日は十分だ
宿に戻って 靴を脱いで
歩数の数字を見せ合った
「こんなに歩いたの?」って笑って
急に足まで重くなる
歩いて 休んで また歩いて
今日はほんとによく歩いたね
人波も暑さもあったけれど
まだ話は終わらない
「明日はどこへ行こうか」って
ベッドの上で地図をひらく
「その前にお風呂入るよ
足をちゃんともみほぐす」
明日もたぶん歩くんだろう
そんな顔して笑ってる
今日はほんとによく歩いたね
京都の夜はまだつづく
- 作詞者
Haruka Aihana
- 作曲者
Haruka Aihana
- プロデューサー
Aihana
- ボーカル
Aihana

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今日はよく歩いたね
Aihana
初めて祇園祭を訪れた友人と、山鉾町から宵山まで歩いた夏の一日。
疲れて休んで、お茶やビールを飲んで、また歩く。
宿に戻れば足は重いのに、もう明日の京都を話している。
そんな旅先の何気ない時間を描いたアコースティックポップ。
