

少し明るくしすぎた
この世界がちょっと痛い
笑ってる顔の奥に
隠した影が透けてる
いいねの数で
色が変わるみたいで
本当の温度を
見失いそうになる
透明になりたいわけじゃない
ただ ちゃんと見たかった
加工の向こう側で
揺れてる本当の色を
フィルター越しの青
きれいすぎて 少し苦しい
泣いてることさえ
映らない空の色
フィルター越しの青
それでも信じたくて
涙が滲ませた
この世界を見つめてる
タイムラインの海で
呼吸が浅くなってく
誰かの幸せが
やけにまぶしすぎる夜
比べるためじゃなく
生きていたはずなのに
気づけば心まで
スクロールしてた
強くなりたいわけじゃない
弱さを消したいだけ
フィルターを外したら
何色が残るんだろう
フィルター越しの青
優しさまで加工されて
触れたはずの感情が
遠くで揺れている
フィルター越しの青
それでも探してる
痛みを知ったあとに
やっと見える本当の空
ノイズの隙間で
確かに脈打つ
誰にも見せてない
私だけの色
少し曇って
少し滲んで
それでも確かに
生きてる証
フィルター越しの青
綺麗じゃなくていい
涙で滲んだ
この世界が好き
フィルター越しの青
外したその先で
名前のない色が
静かに息をしてる
フィルター越しの青
- 作詞者
NAGISA
- 作曲者
NAGISA
- プロデューサー
NAGISA
- ボーカル
NAGISA

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フィルター越しの青 (オリジナルver)
NAGISA
少し明るく加工された世界は、
きれいで、やさしくて、でも少しだけ息苦しい。
「フィルター越しの青」は、
SNSという“青い世界”の中で、
本当の感情を見失いそうになりながらも
確かに残っていた“自分だけの色”を探す歌。
爽やかなエレクトロニックサウンドと
やわらかなポップロックの質感の奥に、
ふと胸を刺すような孤独と涙がにじむ。
加工を外した瞬間に見える空は、
完璧じゃないけれど、
確かに生きている色をしている。



