※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
レディオヘッド(『In Rainbows』期)の親密なアナログ感と、ヨンシー(シガー・ロス)のオーケストラルなスケール感が交差する、ポストロック/チェンバー・ポップの至高の融合です。
雨音と遠くの車の走行音というフィールドレコーディングの静寂から、60BPMのルバートによるピアノが静かに幕を開けます。Aマイナーの3/4拍子(ワルツ)で奏でられる悲哀に満ちたヴァースから、サビで突如としてフルオーケストラとボウイング・ギター(弓弾きギター)が轟音を立てる「静と動」のダイナミクスが圧巻です。
テーマは「喪失と受容のプロセス」。君が鉛筆で描いた地図の筆圧に遺された想いと、行き場を失った愛(=悲しみ)を星々の間に敷き詰めていく美しくも切ないストーリーが、息遣いや声のひび割れまで捉えたファルセット・ボイスで歌い上げられます。
マリンバやヴィブラフォンの繊細な響きがブリッジを彩った後、ラストコーラスでは140BPMの4/4拍子へと怒涛の加速を見せます。絶望の底から光を見出すようにCメジャー(ハ長調)へと転調し、深いカテドラル・リバーブの残響の中で「Found(見つけた)」という言葉と共に10秒間響き続けるメジャーコードの余韻が、聴く者の魂を浄化するような壮大な楽曲です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。