歌詞

「ありがとう」　私の言葉

響きがやさしいから

好きだと言ってくれた

あなたを忘れない

背もたれにかけてあった

紺のジャケット

微かにタバコの香り

苦手だったのに

現れた背の高い

白のワイシャツ

「はじめまして」とはにかんだ

初めての笑顔

しばらくして舞い込んだ

東京での仕事

手帳に挟んだままの

名刺の番号　かけてた

「どうしたの？」

電話の向こう

覚えててくれたね

高鳴る鼓動押さえて

「近くにいるの」と伝えてみた

まるで遠距離で暮らす

恋人のよう

堰を切ったみたいに

あれからの話

笑い転げている間に

流れた時間

店を出た後

「少しだけ歩こう」と言った

不意に打ち明けた

大切な人がいること

私の思い気付いて

伝えてくれたんだね

二人でいた時間が

あんまり楽しかったから

出会った順番がちがっていたのなら・・

そんなよくあるセリフも

信じてみたくなるほど

ふたり　あっていたよね

ホントに　楽しかったよね

「ありがとう」　少し無理をして

笑顔で伝えた

好きだと言ってくれた響きで

ちゃんと言えたかな

ほんの短い恋

あなたを忘れない