Essential Songsのジャケット写真

歌詞

アジアの片隅から来た女

中村慎一

思い出の夏 明け方のカフェ

焼けついた鉄のように熱く

場末のキャバレーで踊っていた

アジアの片隅から来た女

俺が迎えにきたら裏の出口で待ってろ

錆びたナイフで脅かされても

金は鐚一文出しちゃダメさ

奴らはお前が目当てじゃない

欲しいのは俺の秘密だけさ

一握りの夢を大切に国へ帰れ

俺の力で変えてやる

もうそんな台詞さえ言えない

ただこのままここで

静かに眠りたい

闇に葬る愛の数ほど

命があれば良かったけど

お前が死んだ次の朝に

お前のお袋の手紙が着いた

国じゃ戦争が始まりそうな気配

お前の話を聞くたび

無力な世界を恨んだ

無力な自分を痛めつけたくなった

俺の力で変えてやる

もうそんな台詞さえ言えない

ただこのままここで

静かに眠りたい

  • 作詞

    中村慎一

  • 作曲

    中村慎一

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主に80年代から90年代の僕の曲から何曲かセレクトしました。1曲目の「僕よりひとりぼっち」は今回再録音しましたが、他の29曲はあまり音質の良くない当時のアナログ音源を今回できる限りの修正を施しリマスターしました。一部聴き苦しいところがあったらごめんなさい。
自分の曲はどれもその当時の日記みたいで、時々聞き返すと懐かしかったり笑ってしまったり、感傷的になったりと、どれも自分にとっては大切な宝物です。若い頃の古い曲をこのまま風化させるのではなく、テクノロジーが進歩した現代だからこそ、この愛おしい曲達をもっと誰かに聴いてほしいし、生きている間にデジタル化して残したいという強い気持ちは以前からありました。断片的ではありますが、このアルバムの収録曲は僕の青春のかけらを拾い集めたEssential Songsです。

アーティスト情報

PGR Company

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