

予報よりも早く風が湿り気を帯びて
重たい雲が街の輪郭を撫でていく
クリーニングに出しそびれた
冬のコートが部屋の隅で少しだけ
甘えたそうに沈んでいる
紫陽花の蕾が硬く口を閉ざしている
青い色を 胸に深く溜め込むみたいに
カレンダーの数字だけが 先に進んで
私の靴底は まだ乾いた音を立てている
「もうすぐだね」って 君が笑った
あの年の 生ぬるい夕暮れ
古い記憶が 湿気にあてられて
ゆっくりと 眠りから覚めていくみたいだ
- 作詞者
佳
- 作曲者
佳
- プロデューサー
佳
- その他の楽器
佳

佳 の“梅雨入り”を
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