

カーテンの向こうで
夜がまだほどけない
窓に残る白い息が
言えなかった言葉みたいで
花の名前も知らないまま
枯れる速さだけ覚えて
部屋の隅に置いた想いが
静かに増えていく
スマホの光に
距離だけが映って
近づくほど
触れない場所が増える
かけかけの指が
止まった理由を
説明できるほど
強くもなくて
この吐息を
花に変えられたら
この部屋ごと
君に渡せたかな
行き場のない夜で
俺はまだ
ただ
恋をしてるだけ
土曜の終わりと
日曜のはじまりが
いちばん遠く感じる
変な時間帯
空いた予定に
君の影を置いて
「またね」の続きだけ
何度も流してる
頬に手を当てても
冷えたままの感触
安心より先に
静けさが染みてく
欲しいのは未来じゃなくて
今の声だったりして
正しい願い方を
まだ知らないまま
この吐息を
花に変えられたら
この沈黙も
飾れたのかな
言えないままの想いは
胸の奥で
ただ
揺れてるだけ
奪いたいんじゃない
失くしたくないだけ
縛りたいんじゃない
離れたくないだけ
「好き」より先に
壊れる音を
想像してしまう癖が
抜けなくて
何も考えずに
燃えてた頃のこと
少し眩しすぎて
うまく思い出せない
いくつもの心が
ひとつを引っ張って
どこにも行けないまま
ほどけていく
止められない君を
止めたい夜があって
待てない自分を
責める朝がある
それでもまだ
この名前を呼ぶ場所を
手放せずにいる
この吐息を
花に変えられなくても
この部屋で
君を想ってる
ダイヤルの途中で
止まった指が
今日も
答えにならなくて
それでも
ただの俺で
恋をしてるだけ
- 作詞者
水乃余韻
- 作曲者
水乃余韻
- プロデューサー
水乃余韻
- ボーカル
水乃余韻
- ラップ
水乃余韻
- プログラミング
水乃余韻

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