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ヴァースでのBPM72(ルバート)からサビのBPM138へと急加速し、中盤で7/8拍子への変拍子を交える、圧倒的な展開力を持った東京アンダーグラウンド・アートロック/アートパンクです。昭和歌謡のDNAを感じさせるジャズライクなコード進行(ii-V-Iの転回形)をベースに、ヴィンテージ・オルガンのドローンや、三味線を思わせるベンドを効かせたディストーション・ギターが激しく絡み合います。メロディアスなベースラインと、ジャズのブラッシュド・ドラムからパンクのスネア連打へと移行するリズムセクションが、ノワール・キャバレーのような退廃的で危険な空間を構築しています。
ボーカルは、冷徹なスポークン・ワード(囁き)と、サビでの爆発的でオペラティックなチェストボイスを往復するシアトリカルな女性の声。歌詞は「自己解剖」をメタファーとし、自分の鎖骨の下や右心室に隠された恐怖を切り開き、絶望を解放へと昇華させる知的なプロセスを描いています。「死ぬ日が、私が生まれる日になる」と歌い上げ、ローファイなテープ・サチュレーションの温かみが、冷たい外科手術的テーマの中に生々しい体温を宿す、強烈にシネマティックな一曲です。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。