

曇天を映して、みちが色を失くす
貴方の傘の模様を、なぞるように歩いたの
雨樋を伝う雫が、拍子もなく弾けて
形にならない言葉が、足元で波紋になったわ
水溜まりに沈んだ、逆さまの街並み
貴方の歩幅が作る、小さな飛沫だけが
私の触れられない、遠い季節を急ぐようで
少しだけ、呼吸を浅くしたのよ
塗り潰したはずの、深い記憶
私たちは、ただの透明になりたかった
行き場のない願いも、飲みくだした言い訳も
全部、濡れた土の匂いに預けてしまいましょう
貴方がいない街の、雨音だけを聞く
明日をなぞるだけの、私は透明な抜け殻ね
窓際、伝う水滴の列に
貴方の揺れる面影を、必死に探しているの
「後でいい」とこぼした、あの日の私を
このメロディで、冷たく突き放せればいいのに
栞を挟んだままの、読みかけの季節
風に煽られて、物語だけが急いで
「後悔なんて、後から書く言い訳ね」
そう言って笑った、貴方の瞳が遠い
貴方がいない世界で、私はまだ
呼吸を繰り返す機械だわ
窓際、落ちる夕立の飛沫に
貴方の影を、そっとなぞっている
寂しさの冷たさに、慣れてしまうのなら
この土砂降りを、終わらない季節に閉じ込めたまま
深い淵の底で、貴方の夢を見るの
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ロイロ
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ロイロ

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雨音の代筆
ロイロ
降り止まない雨の中、記憶を辿る。新解釈の『雨音の代筆 』が本日公開。
繊細なピアノの旋律から始まり、サビで一気に爆発するエモーショナルなバンドサウンドは、失った存在への渇望と切なさを鮮烈に描き出しています。
原曲の持つ抒情的な世界観はそのままに、より重厚で疾走感のあるアレンジへと進化を遂げた本作。雨の日に一人で聴きたくなるような、没入感の強い一曲に仕上がっています。
アーティスト情報
ロイロ
https://www.tunecore.co.jp/artists?id=1077197
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