歌詞

月光照らした静寂に陰る偽装を纏う

上書きのイメージのテクスチャこびり付いて

朦朧知るよしない自我が跋扈体を成して

無秩序で拭えない層に惑っている

胸踊らす期待も　背後に迫る不安も

色を増して　この思考を鈍らせる

騒々しい「絶望」も「希望」も　くだらない　くだらないから

仮初の愛を歌っている　壊してしまえよ

A to Z 手当たり手を出して　至れない　至れないなら

此処に在る存在証明は意味を成さないのでしょう

仰見た天井は　「私」模様だった　黒にも白にもなれずに

ただ虚空掴む様な　揺れる輪郭のままぼやけて消える

曖昧な音　塗り重ねて

盲々しい「信仰」「崇拝」は　キリがない　キリがないから

慈悲深く哀を憂いている？　笑わせないで

鬱陶しいんだ　押し付けないで　意味がない　意味がないから

それなのに返す言葉無くて　何も成せないのでしょう

ただ深みに堕ちていく　また消えない焦燥が巡る

幾度手をすり抜けた　憧れに焦がれたまま

何十層と仮面を被って　変われない　変われないまま

届かずの愛を歌っている　顔を出す本性

騒々しい「絶望」も「希望」も　くだらない　くだらないから

赤裸々の愛を叫んでいる　頬濡らす体温

A to Z 手当たり手を出して　理解らない　理解らないまま

乞い願う存在証明が価値を成さないのなら

この仮面を壊してよ