エンドロールを巻き戻せのジャケット写真

エンドロールを巻き戻せ

リリース予定日

2026-02-21

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トラックリスト

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「エンドロールを巻き戻せ」
午前二時。
青白いコンビニの自動ドアが開くたびに、在庫切れの音がする。
油の匂いが漂う、誰かを待つにはあまりに不純な場所で、僕らはまた今日も、タイムラインに答えを探している。
「いいね」を押して、閉じて、また開いて。
意味もなく繰り返すスクロール。
賢いフリをした僕らの頭上で、何かが解かれるのを待ちながら、「大丈夫」という便利な呪文で逃げ切ろうとする。
そんなエンドロール。

でも、遠くで何かが鳴っている。
耳を塞いでも、心臓を叩くそのリズムだけは、嘘をつけない。
―まだ、行ける?

始まりから終わりまで、全部誰かのプレイリストかもしれない。
それでも僕らは言う。
まだ終わらせない。壊れかけのままで踊り続ける。
涙の理由をタグ付けして、間違いだらけの夜を更新しながら。

「お疲れ様」って光がすべてをさらっていくその日まで、歩いてやる。
強いフリをして、ログアウト。弱さは消えない。
勝ち負けばかりのこの街で、正しさは声のデカさで決まり、優しさはいつも圏外。
誰にも見つからない場所で、震えてる君がいる。

「もういいよ」って投げ出したコントローラー。
その向こう側で、ずっと立っている誰かの気配。
諦めるには、まだ早い。

最初で最後の、約束みたいな朝が来る。
諦め癖の僕らを、あきれながらもまだ抱きしめている誰か。
「無駄じゃない」なんて言わないけれど、「ずっと見てたよ」って声がして、息が戻る。

キレイな奴から、いなくなる街。
僕の席は空かない。
でも、傷だらけの耳にだけ聴こえるノイズがある。
「そのままでいい」という甘い言葉より確かな「終わり」の予感。
すべてが終わったその先で、誰も知らない朝が来る。
「見てたよ」って言うなら、付き合ってやろうか。
まだ終わらせない。勝手に終わらせんなよ。
壊れかけのままで、最後まで踊れ。
このまま消えるのも、シャクだしな。

夜が消えて、涙が乾いて、意味を成さなくなる。
誰かが呼んでる。
でも、気のせいかもな。
気のせいでいい。

サウンド
重く歪んだベースラインが、都会の夜を這う。
ドライなドラムが刻む、不規則なリズム。
ジャジーなコード進行の上を、シンセが漂う。
予測できないテンポシフトが時間の感覚を揺さぶる。
ミニマルに始まり、徐々にエピックへ。
でも、決して盛り上がりすぎない。
この曲は、叫ばない。泣かない。ただ、淡々と訴え続ける。
バラードとロック、R&Bとファンク、ネオシティポップとジャズ。
相反する要素が、バグったまま共存する。
美しい不完全さを生み出す。
感情を抑えたボーカルが、哲学的で内省的な言葉を紡ぐ。

都会的なシニカルさの奥に、温かな視線が潜んでいる。
今までに聴いたことのない、それでいて懐かしい。
そんな矛盾したサウンドスケープ。

コンセプト
都会の孤独とデジタルノイズの中で生きる、僕らの物語。
完璧じゃない。壊れかけ。
でも、だからこそ聴こえるメロディがある。
タイムラインを指でなぞり、「いいね」の数で価値を測り、誰かのシナリオをなぞるだけの日々。
強いフリをして、弱さを隠して、ログアウトを繰り返す。
勝ち負けばかりのこの戦場で、静かな優しさはいつも圏外。
それでも、震えてる君がいる。
誰にも見つからない場所で。

諦め癖の僕らを、あきれながらもまだ抱きしめている何か。
「無駄じゃない」なんて言わないけれど、「見てたよ」って声だけが、そこにある。
終わりを受け入れながらも、終わらせない。
矛盾した感情を抱えたまま、もう少しだけ、この夜を巻き戻す。
夜が明ける。
それは、避けられない事実。
でも、エンドロールを巻き戻せ。
それは、僕らの意志。

メッセージ
「終わり」は、勝手にやってくる。
でも、それを受け入れるかどうかは、僕ら次第。
完璧じゃなくても、壊れかけでも、まだ踊れる。
キレイな奴だけが新しい街に行くなら、僕の席は空かない。
でも、傷だらけの耳にだけ聴こえるノイズがある。
誰かが呼んでる。気のせいかもしれない。
でも、気のせいでいい。
まだ終わらせない。勝手に終わらせんなよ。
壊れかけのままで、最後まで踊る。

2020年代の都市を生きる、すべての「壊れかけ」たちへ。
それでも、夜が明ける。
エンドロールを巻き戻せ…

アーティスト情報

  • AQUA BLUE

    音楽プロデューサー。 作詞、作曲、あとボーカル、グラフィックデザイン、MV制作、経理、人事、マーケティングとかも、全部ワンオペで完結させる。 現在、東京の喧騒の片隅にひっそりと潜み、誰も予想できない謎の音楽を誰にも頼まれていないのに密かに生み出す。 2025年夏、ごく普通の日常を送っていたある日、長年眠っていた音楽的才能が突如として爆発。 前兆はなかった。予告もなかった。その原因は不明で本人が一番困惑している。 生み出される楽曲は、ポップでありながらもどこか哲学的で神秘的。インスピレーションから紡がれるその楽曲は、聴く人の心をやさしく包み込み、静かに未来のビジョンへと導く。 まるで宇宙と地球が共鳴するように、清らかで透明感あふれる「アクアブルーの波動」を放射。聴く者は青い深海から宇宙の果てまでの旅を一瞬で体験してしまう。 しかしその一方で、厄介な別の側面がある。 突如として、世間の常識を粉砕する「ぶっ飛んだ、ふざけた歌」を真顔で創り出すのだ。 その曲を聴いた人々は最初「何を聴かされてるんだ…?」と困惑し、次に「なぜ誰も止めなかったの…?」と心配し、最終的には「なぜか涙腺が緩んだ…」と奇妙な感動に包まれてしまう。 この摩訶不思議な能力はまだ解明できていない。 驚くべきことに、そのサウンドは「理論や知識」から生まれているわけではない。 もっぱら「無限のインスピレーション(という名の現実逃避)」と「魂の直感」だけを頼りに、独自のワールドを構築している。つまり、再現性はなく、次に何が生まれるのか本人にもわからない。 そしてもうひとつ、説明のつかない特異体質がある。 インスピレーションが降りてきた瞬間、恐るべきスピードで楽曲が完成する。 カップラーメンができあがる頃には、イントロからアウトロまでが脳内で鳴り響いている。 コーヒーが冷める頃には、DAWに打ち込みが終わっている。 上司が会議で話し終わる頃には…いや、会議中は絶対にやっていない。絶対に…。 この異常な制作速度の秘密は本人にもわからない。 というか、気づいたら作業が終わっている。 本業は普通の会社員(という名の社畜?)らしい。 昼間はエクセルの海原を泳ぎ、クレーム対応という名の荒波に揉まれ、会議という名の時空の歪みに吸い込まれている。しかし夜の帳が降りると同時にヘッドホンを装着すると無限の宇宙と直結したかのような音楽が溢れ出す。この劇的すぎるコントラストこそが【AQUABLUE】最大の特長であり、その音楽を唯一無二のものとして、聴く者を魅了してやまない最もふざけた秘密なのである。 さあ、エクセルファイルを閉じて(※ちゃんと保存してから)・・・今宵も宇宙の彼方へとダイブしよう…

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