

ボンネット取れかけた車の
バックシートに響き渡る
嘘のない官能の吐息
二人で曇らせたその窓で
見えない外の景色は
きっと灰になる骨に埋まる
外は塵が舞って暗い空に変わる
銃口の火だけがきみを照らしてた
鼠色の路地裏の壁で
重なり合う二人を
遮るものは何もなくて
遠くから見る二つの影に
大通りの喧騒との
完全なる隔離を見た
外は塵が舞って暗い空に変わる
銃口の火だけが君を照らしてた
瞳を閉じて
かつていた場所の崩れる音を聞いた
光が差したのは
バックシートの上の
滲んだ白い染み
普遍的な二人の生きた証
瞳を閉じて
かつていた場所の崩れる音を聞いた
光が差したのは
バックシートの上の
滲んだ白い染み
普遍的な二人の生きた証
- 作詞者
bovril
- 作曲者
bovril

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- 1
国有の肥えた豚
bovril
- 2
低能の吹き溜まり
bovril
- 3
死神
bovril
- 4
甘い蜜
bovril
- ⚫︎
delta
bovril
- 6
鴎と太陽
bovril
- 7
雨のキルギス
bovril
- 8
渇望の末
bovril
- 9
古びたバックボーン
bovril
アーティスト情報
bovril
2002年、前田真吾(Vo&Gt)と岡本豊(Dr/2011年脱退)によって結成、2003年大竹洋平(Ba)が加入しライブ活動を開始。 70年代ロック、シアトルサウンド、プロ グレッシブロック、ブルーズロック、ニューミュージックを基調としたヘヴィな楽曲と、文学的で辛辣な歌詞が特徴のギターロックサウンド。 2004年、1st EP(2003年)の楽曲『渇望の末』が、野村義男の有線放送フレッシュミュージシャンにおいて、第11回フレミュアワード最優秀曲に選ばれ、正月特番にゲスト出演。 ライブ活動を続け、2009年より1stアルバムの制作を開始するが、レコーディング完了後の2011年、病を理由に岡本が脱退。 ファーストアルバム『Who's stayed? Who's gone?』完成後、後任にKing Goblinの荒木直人を迎え活動を続けるが、脱退し、岡本復帰により再始動。
Tins Records