

故意に切った手首を
穏やかに流れ出した
罪のない赤い血は
無垢な街に降る夕日を遮った
あの火薬の香りがした
キルギスの寂れたバーで
汗を撒き散らしながら毎晩踊り続ける
浮浪者の胸のタトゥーは
封建的な君を惜しみなく嘲笑った
夢で拓けたこの街の末は
黒い雨で枯らされて終わるだろう
傷を隠したい体が奇怪に
震え出してまた黒い雨降らしてんだ
綺麗な街に散った
青い瞳の子供の体を
罪深い支配者が
拾い集めたらきっと夢も叶うだろう
キルギスの雨に打たれ
幾許の時を唄え
夢で拓けたこの街の末は
黒い雨で枯らされて終わるだろう
傷を隠したい体が奇怪に
震え出してまた黒い雨降らしてんだ
- 作詞者
bovril
- 作曲者
bovril

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- 1
国有の肥えた豚
bovril
- 2
低能の吹き溜まり
bovril
- 3
死神
bovril
- 4
甘い蜜
bovril
- 5
delta
bovril
- 6
鴎と太陽
bovril
- ⚫︎
雨のキルギス
bovril
- 8
渇望の末
bovril
- 9
古びたバックボーン
bovril
アーティスト情報
bovril
2002年、前田真吾(Vo&Gt)と岡本豊(Dr/2011年脱退)によって結成、2003年大竹洋平(Ba)が加入しライブ活動を開始。 70年代ロック、シアトルサウンド、プロ グレッシブロック、ブルーズロック、ニューミュージックを基調としたヘヴィな楽曲と、文学的で辛辣な歌詞が特徴のギターロックサウンド。 2004年、1st EP(2003年)の楽曲『渇望の末』が、野村義男の有線放送フレッシュミュージシャンにおいて、第11回フレミュアワード最優秀曲に選ばれ、正月特番にゲスト出演。 ライブ活動を続け、2009年より1stアルバムの制作を開始するが、レコーディング完了後の2011年、病を理由に岡本が脱退。 ファーストアルバム『Who's stayed? Who's gone?』完成後、後任にKing Goblinの荒木直人を迎え活動を続けるが、脱退し、岡本復帰により再始動。
Tins Records