歌詞

長い坂道の途中　白いチャペルのアイル

並ぶ向日葵の向こう　赤い夕焼けを見てた

いつも話していたね　いまは吹き消されそうな

揺れるワタボウシだけど　いつか風に胸を張る

そこできみが握った手の痛み　忘れない

潰れそうな胸のpulse　感じて…

あの日きみが手を振った　潮錆びに抗う歩道橋から

わたる風の強さまで　もう一度　抱きしめる

責める昨日のあやまち 追われる明日のつとめ

鬩ぎ合うから　この日の暮らし　忘れそうになる

そこにきみが見えなくても　きっと生きて行ける

崩れそうな膝頭　支えて…

あの日きみが手を振った　竦む足を蹴立てる交差点から

仰ぐ空の広さまで　もう一度　確かめる

あの日きみが手を振った　雨上がりのグラウンドから

あの日きみが手を振った　人込みをかきわけ急ぐプラットホームから

あの日きみは薔薇色の頬で　紫陽花が彩るブラフ積みの坂を

石段を踏みしめ息切らせながら　ひるがえる裾をちょっと気にしながら

あの日きみと重ねた約束　祈りこめて隠した聖典

あの日きみが手を振った　海が見えるこの街なら